◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 第28号 ◇◆◇◆◇◆ 烏龍茶好きの情報マガジン 「茶粋」(ちゃすい) 2004/10/12 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ いかが過ごしでしょうか? 台湾福茶店長の市島 宗です。 今週もメルマガ「茶粋」で烏龍茶「通」のひと時を・・・ 台湾から昨日帰国して参りました。8日から11日までに頂いたご注文は本 日より発送準備に取り掛かっております。ご協力有難う御座いました。 今回は秋のウンカを観察する為に茶園を回ってきました。成虫の活動が最盛 期を迎える初夏と比較すると3割ほど少なく感じましたがそれでも多くのウン カを茶園で目にする事ができ、この時期僅かに造られる『東方美人』も試飲し てきました。 初夏の『東方美人』と初秋の『東方美人』。味の違いは?と聞かれると、出 来上がりまでに余りに多くの環境要因が影響を及ぼすこのお茶、明確な答えは 難しいのですが、同じ年に造られたものと比較すれば初夏の方が香りに『甘さ』 が強く、芳醇と言う事は言えるでしょう。これはウンカの絶対数から言っても 当然ですね。 後は初夏に作られる茶葉には比賽茶用の極めて贅沢なものがあるのに対して 秋口の茶葉はそこまで贅を凝らして商品価値を高めたものは少ない印象を受け ます。しかし、手摘みが要求される東方美人の底値は他の茶葉と比べて非常に 高く、季節によっての価格差は余り発生しません。 夏の美人も秋の美人も『魅力的!』と言うことには変わりがないと言うこと でしょうか?さし当り夏男の僕としては『夏の東方美人』をお薦めしている次 第です(笑) 【東方美人】 http://www.fuku-cha.com/syouhin/touhoubijin/touhoubijin.htm -------------------------------------------- 〜 も く じ 〜 ・今月のお買い得茶葉『木柵金萱鉄観音』 ・9月・10月の限定茶『肉桂』 ・会話のミソっかす♪ ・店長余談 -------------------------------------------- ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ・今月のお買い得茶葉『木柵金萱鉄観音』 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 台北市街から少し離れた指南里猫空一帯で造られるお茶を、ひとえに『木柵 鉄観音』と言ってしまいがちですが、実は様々な品種の茶葉から『木柵鉄観音 』は造られています。 もともと木柵茶區と呼ばれるこの一帯は、福建省南部の安溪周辺から多くの 移民を迎えた歴史ある産地の為、『武夷』『鉄観音』『青心大有』『四季春』 ・・・他にも『水仙』や『梅占』『佛手』等の台湾では珍しい品種も数多く擁 します。 今月ご紹介するのは、そんな木柵茶區で栽培された台湾原産の品種『金萱』 から造られた『木柵鉄観音』です。(当店では原料となる品種を明確にする為 に『木柵金萱鉄観音』として販売いたしております。) さて、この『金萱』という品種は「ミルクの様な柔らかな香り」(乳香)と いう代名詞で既に皆さまの広く知る所でしょうが、皆さまが飲んだ事がある殆 どの金萱茶は緑茶に近い感じの『軽発酵』『軽焙煎』のお茶ではないでしょうか? この『木柵金萱鉄観音』はそれらのお茶より発酵・焙煎共に重く施されてい るのでお茶の色が茶色に近く仕上がっています。 味わいも熟成を増す事により更にまろやかに「乳香」と相乗して、まるで包 み込まれるような充足感を楽しむ事ができます。今まで金萱茶とはまた違った 風味に驚かれるはずです。 【木柵金萱鉄観音:詳細】 http://www.fuku-cha.com/syouhin/kinsentetu/kinsentetu.htm 僕が始めてこの『木柵金萱鉄観音』と出合った時も『金萱』という品種が非 常に木柵鉄観音の製法に合っている事に驚かされました! まろやかで香り高く、包み込まれるような優しい味わいを心ゆくまでお楽しみ 下さいませ。 『木柵金萱鉄観音』10月末までの限定価格! ■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 通常25g900円を【750円!!】 ■ ■ http://www.fuku-cha.com/#osusume ■ ■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ◆◆ その他の木柵鉄観音 ◆◆ 『正統』と言う名の木柵鉄観音。 【木柵正叢鉄観音】 http://www.fuku-cha.com/syouhin/seisoutetu/seisoutetu.htm 『深窓の令嬢』に例えられた銘茶。 【木柵水仙鉄観音】 http://www.fuku-cha.com/Cgi-bin/okunoin/suisen-tetu/suisen-tetu.htm 『超希少!』市場には出回らない木柵鉄観音。 http://www.fuku-cha.com/Cgi-bin/okunoin/meizen-tetu/meizen-tetu.htm ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ・9月・10月の限定茶『肉桂』登場! ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 『肉桂』(ロウクエ)は中国大陸は福建省の武夷山周辺が原産の品種です。 「え!?台湾福茶は台湾茶専門店じゃなかったの??」 と思われる方もいらっしゃるでしょうが、今回の限定茶『肉桂』は紛れも無 く台湾で造られたお茶なのです! 当店の心強い指導者に陳煥堂老師という方がいらっしゃいます。全国で二人 しかいない甲等評茶師として長年コンテストで活躍されてきましたが最近の過 熱し過ぎたコンテスト偏重主義に危機を感じ、著書『台湾茶』をはじめ常に台 湾茶業界への警鐘をならす気骨の人です。 最近では『古典台湾茶最後の砦』という形容詞で陳煥堂老師のことが紹介さ れている本も出版されました。(台北找茶:呉徳亮著(民生報品味叢書)) この『肉桂』は、陳老師が修行時代に『戦後台湾茶の父』と呼ばれた故呉振 鐸教授と共に中国各地のお茶の産地を訪ね歩いた際に台湾へ移植した茶樹の一 つで、現在は南投縣の名間郷の茶畑で栽培、製茶されている台湾産の『肉桂』 なのです。『台湾肉桂』と言えるかもしれませんね。 〜テイスティング・コメント〜 台湾で一般的に使われる青心烏龍・金萱・翠玉・四季春などの品種は全体的 に香りが高く口感が優しくまろやかな印象を受けますが、『肉桂』からはどこ か男性的でタイトな印象が感じられます。 カツンと筋の通った気高い香りには、さらりとした甘さが内包され非常に奥 深い風味を醸し出しています。 口感は至って透明感がある中に心地よい収斂身をジックリ楽しむことが出来 る贅沢なお茶に仕上がっています。 武夷山の銘茶が台湾で陳煥堂老師の成熟した製茶技術と出会いました。 是非お試し下さい!! 【肉桂】 http://www.fuku-cha.com/syouhin/loukue/loukue.htm ◆◆陳煥堂老師が製茶したその他のお茶◆◆ 【凍頂烏龍】 これが本物の凍頂烏龍茶! http://www.fuku-cha.com/syouhin/toucyouoolong/toucyouoolong.htm 【福茶金萱】 ミルクの様に柔らかな香り。 http://www.fuku-cha.com/syouhin/fukuchakinsen/fukuchakinsen.htm 【福茶四季春】 蘭の様な香りとスッキリとした味わい。 http://www.fuku-cha.com/syouhin/fukuchasikisyun/fukuchasikisyun.htm ■ ■ ■ ■ ■ ■ ・会話のミソっかす♪ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ◇◆◇台湾で友達100人つくるための会話講座!!◇◆◇ 【第27回】(よく使う単語と表現編 第2回 『熱いと冷たい』) ≪標準語≫ 1、『熱』(ルォ)「熱い」『冷』(ロン)「冷たい」 2、『湯』(タン)「熱い」『氷』(ピン)「冷たい」 『我 要 喝 熱的茶』(チンテイェン テイェンチィ ハオルォ) 「熱いお茶が飲みたい」 喫茶店でお茶を頼むときに『熱的? ハイ是 冷的?』「ホットですか?ア イスですか?」と聞かれます。 『熱的』(ルォダ)「熱いの」か『冷的』(ロンダ)で答えれば良いのですが、 「熱い」と「冷たい」という表現はこれだけではありませんね、今回はこんな 時に使う「熱い!」と「冷たい!」をご紹介いたします。 ==========【 例 】========== 友人と二人で喫茶店に行き、あなたは熱いお茶を、友人は冷たいお茶をそれ ぞれ頼みました。やがて店員がお茶を運んできてこんな会話が交わされるはず です。 (1)店員:『熱的茶 [口那]一位?』 『氷的茶 [口那]一位?』 (ルォダツァ ナァイウェイ?)・(ピンダツァ ナァイウェイ?) 「熱いお茶はどちら様ですか?」・「冷たいお茶はどちら様ですか?」 (2)あなた:『熱的茶 是 我』 (ルォダ スゥ ウォ) 「熱いお茶は私です」 (3)店員:『小心 湯』※ (シャォシン タン) 「熱いのでお気をつけ下さい。」 ※『小心 湯』の『湯』(タン)は【湯】の下に【火】が付きます。 余談ですが、スープ【湯】を【火】で煮込んでいるときに鍋に触ってしまって 「あちち!」と勝手に想像していますが実のところどうなのでしょう(笑 ★会話の中で『熱』・『湯』の「熱い」と『冷』・『氷』の「冷たい」が入り 交ざっていますね。口に入れるものや触れて「熱い」「冷たい」と感じるもの には『湯』(タン)と『氷』(ピン)が使われます。 では何故(1)の会話で店員が『熱的茶』に対して『氷的茶』と使っている のか?『冷』には【元々熱いものが冷めた】というニュアンスがある事と、氷 が入っている事から『冷的茶』より『氷的茶』が使われるのだと思います。 ちょうど『ホットコーヒー』と『アイスコーヒー』の関係と似ていますね。 ちなみに、この会話のあと友人が冷たいお茶を飲んでいう言葉は (4)友人:『好 氷〜!』 (ハオピン〜!) 「冷たい〜!」 実際に遭遇して「あちちち!」とか「ひゃ〜冷たい!」と言う時には『湯』 (タン)と『氷』(ピン)を使います。なんだか可愛い表現ですよね♪ 次回は「よく使う単語と表現編 第3回 『〜したく無い』(お断りの表現) をお送りします。お楽しみに〜♪ ■ ■ ■ ■ ・店長余談 ■ ■ ■ ■ 今回の滞在中に台湾の建国記念日『国慶節』10月10日を迎えることが出 来たので、久しぶりに街の様子を見てみようと茶山から下りて台北に一泊して みました。 さぞやイベントで盛り上がっているだろうと思いきや、以前行われていた花 火大会も今では地方持ち回りで行われるらしく、今年は阿里山茶で有名な嘉義 縣で開催されているとの事。 おそらく其方に台湾中から人が集まっているのでしょう日曜日だというのに 人も少なく道もスイスイ、いつもの台北とは打って変わって閑散とした雰囲気 でした。 台湾のお祝い事には付き物の爆竹も、近頃台北では禁止され拍子抜けの静け さが街全体を覆う中、国賓を迎えて晩餐会が開かれているという中正記念堂が 煌々とライトアップされ荘厳な姿を夜空に浮かび上がらせていました。 いつもよりスムーズな移動に車の窓から走り去る街明かりを楽しみながら一 時の忘我に遊んでいると、ある大きなホテルの前でとつぜんの渋滞に巻き込ま れました。タクシーの運転手に聞いてみると「国慶節に華僑が帰国してきて大 きな会合が行われている」との事。 国内では台湾の独立が何かと話題に上る中、国家という巨大な機能集団群の 中を泳ぐ華僑の人々が何を思い国慶節に集うのか?いつもより静かで熱い台北 の夜はゆらゆらと深まってゆくのでした。 それでは皆さん、福ある日々を 次回は年10月26日(火)発行です。 *********************************************************** ●台湾福茶「奥の院」 http://www.******************* *********************************************************** 発行責任者 : 厳選烏龍茶専門店「台湾福茶」 店長 市島 宗 宮崎県日向市鶴町3−6−9 電話:FAX 0982−54−2727 E−mail magazine@fuku-cha.com *********************************************************** |
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