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台湾有機農産品生産技術資料
(雑草防治・成長調節・微生物資材の資料)
台湾の有機栽培技術資料の中の「雑草防治」・「成長調節」・「微生物資材」についてご紹介します。
「雑草防治」とは作物の養分を横取りしてしまう雑草の発生を抑える事です。土壌の肥力を効率よく作物に反映させる為に重要な課題となります。
「成長調節」では、収穫効率を上げるための剪定が上げられるでしょう。
本来の茶樹は茶畑で見られる様な枝が多くて葉をたくさん茂らせている「こんもり」した姿には成りません。茶樹を自然放置すればヒョロヒョロと細くて背の高い茶樹になってしまい当然採れる茶葉も少なくなってしまいます。葉が多く採れる茶樹に成長させる為には、定期的に根元に近い部分から剪定してやり、そこからより多くの新しい枝を生やす方法がとられます。これにより多くの枝から葉をたくさんとる事の出来る茶樹に成長させてゆくのです。
「微生物資材」は有益な微生物の効果を利用する方法だろうと思われますが、現在のところ(2003年8月28日)実際に取引農家から取材した資料が無いので基準表の紹介だけにとどめます。
(表1)雑草防治
| 可 |
●輪作・間作・糊仔栽培【台湾独特の間作方法】など。
人手、或は機械による除草。
枯れた野草で耕地を覆う。
水田で家禽や家畜を飼う。
植物同士の相性を利用する。
雑草の種が含まれる堆肥は必ず充分に発酵させて種の発芽性を除いた上で使用する。(発酵熱により死滅させる。また、雑草の種子だけではなく、病原菌・寄生虫の卵を死滅させる為にも有効である)
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| 要審査 |
合成樹脂製の資材で覆いをする。
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| 不可 |
化学合成除草剤。
農薬・重金属・放射能等含む物、及び生物資材。
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【富豊有機農園にて】
梁金義氏の富豊有機農園では、茶樹と茶樹の間道にシートを敷き雑草が生えるのを減らしていました。
(2003年4月19日)
写っているのは富豊武夷となる「武夷種」の茶樹です。 |
(表2)成長調節
| 可 |
整枝(せいし)・剪定・接木・環状剥皮(かんじょうはくひ)
酢・砂糖・アミノ酸。
海草の汁。
腐植酸。
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| 要審査 |
発芽促進剤。
発根剤。
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| 不可 |
上記以外の成長調節剤。 |
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左は剪定された「金萱種」の茶樹。
富豊有機茶園にて。
(2003年4月19日)
右は怡香農園の「青心烏龍種」の茶樹。
撮影の3日前に剪定されたばかりで、根から上が完全に無くなっています。
この茶樹が冬には収穫できる状態まで成長するというのだから驚きです。
(2003年4月20日)
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(表3)微生物資材
| 要審査 |
浄化済みの家畜排泄物を使用した資材。
堆肥の腐熟を促進させる資材。
作物の生長を促進させる資材。
病虫害を防治する生物農薬。
根瘤菌・菌根菌・溶リン菌及びその他の有益生物。
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| 不可 |
化学合成物質を含む資材(● |
これ等の資料を基に台湾の有機栽培は行われますが、茶農の場合は必ず茶業改良場という政府機関からスタッフが派遣されてきて一つ一つ技術指導が行われています。
また、茶業改良場から指導を受けている茶農が生産した茶葉には「茶業改良場 補導」。茶業改良場から※全有機栽培の検証を受けた場合には「證証******號」というようにマークが入っています。
※ 全有機栽培については此方をご参照下さい。台湾の有機栽培の基準
【参考資料】
・行政院農業委員會委託国立宜蘭技術學院應用經濟系有機農業資訊中心:適用於有機農産品生産之技術及資料。
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