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MOA(國際美育自然生態基金會)

 
 目下、台湾にて最大の有機栽培検証を行う民間団体です。認証を発行した農家戸数は324戸、農地面積は383.20ha。其のうち茶農戸数は30戸、農地面積は25.90haと他の検証団体に比べても群を抜いています。
また、我々「台湾福茶」を御指導していただいている台湾省行政院農業委員會茶葉改良場の方々からも大変信頼の厚い団体で「有機栽培茶を探すなら先ずMOAを当たりなさい」と言われるほどです。
 
MOA(國際美育自然生態基金會)は台湾省政府農林廳(庁)が「有機農業先驅計畫」(有機農業先駆計画)を推進し、有機栽培を試行した1990年と同年4月27日に台湾の有志と日本のMOA(Mokich Okada Association)国際本部が結びつき、化学肥料及び農薬を使用せず自然生態を傷つけることの無い耕作方法(MOA自然農法)を目指し設立されたものです。

日本のMOA自然農法文化事業団に確認したところ、同団体の技術者を派遣し国際美育自然生態基金會と共同で長期にわたり台湾全土を農家研修で巡った経緯も有るらしくかなり熱心な活動がうかがえます。また、日本からの技術者の派遣だけではなく台湾からも梁金義さんをはじめ多くの農家が研修のため日本へ派遣されました。

MOA(國際美育自然生態基金會)の定める「MOA自然農法」とはMOA創始者岡田茂吉氏が提唱した永続性農業生産体系を指しMOAの理念に深くかかわったものです。その規格は行政院農業委員會の定める有機農産品生産基準の「全有機栽培方式」の規格から外れるものではありません。

前回紹介したCOAA(中華民國有機農業産銷經営協會)と同じように任意で農家から申請を受け農地が有機栽培に適した土地であるかを調査した後、有機栽培を6ヶ月以上持続した後に「準有機栽培」か「全有機栽培」の認証を発行します。この6ヶ月は検証の為の期間と同時に、有機栽培に転換するに当たり農業経営面での試行期間を与える意味が有ると思います。



自然農法への転換方式(執行基準第5条)によれば、下記する2つの自然農法への転換方法が採用されています。

1、水平的転換
 
全部の農地を一斉に転換する方法、または農地の一部から次第に自然農法を拡大させる方法。
(初めから有機農産品生産基準の「全有機栽培方式」にて農作物を生産する方法。)

2、垂直的転換 
 化学肥料や農薬の使用を制限つきで許可し、また其れを少しずつ減らして行き最終的に自然農法に達する方法。
(有機農産品生産基準の「準有機栽培方式」から「全有機栽培方式」へ段階を設けて移行させる方法。)

 
上記の及びの水平的変換で自然農法を開始して6ヶ月以上3年未満の農地は【MOA自然農法転換期間】とされます。「全有機栽培方式」が適用される為、当然この期間内も化学肥料や農薬を使用することは出来ません。この期間を終えて初めて【MOA自然農法】の認証を得ることが出来ます。

垂直的転換の場合、農地登録後6ヶ月経過した時点で【MOA移行栽培】とされます。いずれ「全有機栽培」へ移行し【MOA自然農法転換期間】に昇格する事を前提として一時的に「準有機栽培方式」に基づいた限定的な化学肥料・農薬の使用が行われる期間です。


     【 説明図 】  2003年6月現在。

MOA内の規格 (行政院農業委員會の規格及び生産品)

MOA自然農法認証・・・全有機栽培方式・・・ 全有機栽培農産品
(MOA独自の理念に基づいたグレード。MOA自然農法開始後満3年以上持続させることが条件)      
(「全有機栽培」検証済み)

MOA自然農法転換期・・・全有機栽培方式・・・ 全有機栽培農産品
(MOA自然農法開始後6ヶ月〜3年間のMOA自然農法認証までの期間)
(6ヶ月経過したら「全有機栽培」が検証されたことになる)

MOA移行栽培・・・準有機栽培方式・・・準有機栽培農産品
(MOAに農地を登録し指導の下6ヶ月以上経過したことが条件)
(6ヶ月経過したら「準有機栽培」が検証されたことになる)

 
MOAでは独自の理念に基づいたMOA自然農法を目指す各段階において「準有機栽培」「全有機栽培」の検証を行っていると言えます。また、台湾内で有機栽培を検証している他の法人機構と比べ早い段階から台湾省政府機関と協力して有機栽培の発展に貢献してきた事と完成度の高い規格を持つために絶大な信頼を寄せられています。
 


    【参考資料】

○ (財)(國際美育自然生態基金會)執行基準から「朝向自然農法之轉換方式」・「MOA自然農法執行基準(台湾版)驗證流程」
○ 猫頭鷹出版 陳煥堂、林世U 作  「台湾茶」Formosa Oolong Tea





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